「こ」の言霊


10559837_731142130265719_7704792663527277577_n

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ  つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせすん

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

文字はもともと呪術であり祈りであった。古来、33という数は「悟り」を表し、いろは歌における33番目は「こ」の一字となる。「こ」の字を書いて、夏目を袱紗で吹きこえる。何氣ない所作のなかに、悟り越えが意図されたこの日本文化は現在、一部の茶道の点前に残されているのみとなっている。