橋と女。


photo 201604 Hashihime Bridge

橋が架かる場は常に何かしらの境界であり、靈的に表現すれば結界がある。『界』を下で支える『介』は鎧をきた前後に着た人の横顔で、そこから他を隔てるという意味が派生した。田を隔てれば、区切りが生じる。

 

ところで、液体には、境界線がない。これを非有界(unboundedness)という。橋に色氣があるのは、この非有界なるものの上に直線を描き、流れをそのままに区切ろうとするパイオニア精神ではなかろうか。すなわち、空中権(the air right)である。このようなことは、女性にしかできない。それが故に、橋のランドマークとして太古から女性を置き、橋姫物語が生まれるに至ったのだ。