プノンペンの夕暮れ。


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先ほど写真の整理をしていると、ちょうど一年まえのプノンペンの夕暮れがでてきた。ポール・オースター曰く、

「太陽は過去であり、地球は現在であり、月は未来である」

ということだが、特に夕陽は過ぎ去りし面影を映してくれてよい。何氣なくオフィスをでて、車から視あげた空が綺麗だったのをおもいだした。

 ここ一年、プノンペンと東京との往復ばかりであったが、年があかる頃には、どうも国が増えそうである。ありがたい限りで、やはり春には春の真ん中を端然と走りぬけたいとおもう。今ちょっとおもしろい編集だったかなとおもっているのが、『橋姫 World Missionという何やら映画のような目次をひとつ用意し、

21の法人&2100人のフリーエージェントが織りなす210の完全非公開World Mission

 という舞台をつくりあげた。それに伴い、弊社(株)橋姫もグループ化し、オフィスも御成門駅から徒歩2分の東京港区芝大門に引っ越した。少々SNSから遠ざかっていたのは、閉じたWorld Groupを作りたかったからである。この知られぬ間に、台湾フリーメーソンになったり、某文化団体の事務局長になったりと、やや私の横顔も多様化している。おかげをもちまして、橋姫 World Group法人会員の方はほぼ埋まり、キャンセル待ち企業がではじめたそうだ。枠を増やして欲しいという話もあったのだけれども、私は21という数字にこだわりたいとおもった。数秘術がどうのこうのというのではなく、21には常に、どちらが歴史的に先に誕生したのかという葛藤が潜んでいる。同質なものがふたつなければ、無論、一なる概念は生まれない。ちょっと男女っぽくて、いいではないか。

 これからの日本は急速に夕暮れ化してゆく。おそらくあなた方の想像以上の速度あろう。すでに海外に拠点をズラし終わっている日本人も少なくない。むしろまだ日本と異国のあいだをいったりきたりしていると、なぜ識りながらにして、そのような方法をとるのかとお叱りを受けることも少なくない。でも、私は夕暮れ日本と異国のあいだを往復するという方法前後混同をやめるつもりはない。理由は簡単で、夕暮れの母国が好きだからだ。もはや確信犯であるが、やはり夕暮れは大過去でよい。